食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発

食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発

プロジェクト概要

農林水産業・食品産業は、国民に良質な食料を安定供給すると同時に、農地や森林、海洋の適切な管理・保全により、大気や水源の涵養を促し、生物多様性を保全するなどの多面的な役割が期待されています。また、農地及び森林等が吸収・固定する温室効果ガス(GHG)は、年間4,450万トン(2020年度)にも達しています。

農林水産省では、2021年5月に食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現するため「みどりの食料システム戦略」 を策定し、食料・農林水産分野における2050年カーボンニュートラルの実現に向け、バイオ炭による農地炭素貯留、高層木造建築物の拡大、海藻類によるCO2固定化(ブルーカーボン)等の技術に係る研究開発及びその社会実装を加速化すること等の方針を明らかにしました。

そこで本プロジェクトでは、農林水産業に期待される CO₂等の吸収・固定技術を中心に、将来の成長産業の創出につながるインパクトの大きな課題を対象として、これまでの発想や技術的な限界を打ち破るような野心的な研究開発を重点的に推進します。

プロジェクトの特徴

〇高機能バイオ炭等の供給・利用技術の確立

〇高機能バイオ炭等の供給・利用技術の確立

農作物の収量性が概ね2割程度向上する高機能バイオ炭等を開発することにより、農地1ha当たり年間3トン程度(バイオ炭量換算で1.9トン/ha程度)のCO2を持続的に農地炭素貯留できる営農技術等及び農地炭素貯留の取組によって生産された農産物の「環境価値」を客観的に評価する手法を確立します。

〇高層建築物等の木造化に資する等方性大断面部材の開発

〇高層建築物等の木造化に資する等方性大断面部材の開発

国産材を原料として支点間距離8m、耐火2 時間の等方性大断面部材を開発し、10 万円/m3 以内で製造する技術を確立するとともに、開発した部材の日本農林規格(案)と、開発した部材を用いた一般的設計法の案を提示します。

〇ブルーカーボンを推進するための海藻バンク整備技術の開発

〇ブルーカーボンを推進するための海藻バンク整備技術の開発

栄養塩を溶出し10~18N/mm2の強度(従来からの一般的なブロック強度範囲)を有する基盤ブロック、従来の1/4の5kg程度の海藻移植用カートリッジを開発し、広域な藻場の造成と回復を実現する海藻供給システムを構築します。

プロジェクトサマリー

■予算額

■CO2の削減効果

■経済波及効果