本ダッシュボードについて
グリーンイノベーション基金事業の関連産業や技術に関する有益な情報を分かりやすく整理したサイトです。掲載されているデータは公表情報をもとにNEDOでとりまとめたものです。各データの詳細についてはそれぞれの出所をご参照ください。特に表記のない限り、出所に「作成」とある図表は出所の情報を基にNEDOが作成したものです。
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国際エネルギー機関(IEA)による将来見通しのシナリオ
- NZE(Net Zero Emission):ネットゼロシナリオ(2050年に世界全体でネットゼロを達成するためのシナリオ)
- SDS(Sustainable Development Scenario):持続可能な開発シナリオ(パリ協定で定められた目標を完全に達成するために、どのような道筋をたどるべきかを分析したシナリオ)
- APS(Announced Pledge Scenario):発表誓約シナリオ(各国が宣言した野心を反映したシナリオ)
- STEPS(Stated Policy Scenario):公表政策シナリオ(各国が表明済みの具体的政策を反映したシナリオ)
IEA NZEにおけるエネルギーバランス・フロー概要(2050年)
- IEA NZEでは2050年に電化率(最終エネルギー消費に占める電気の割合)が49%と2020年の20%から約2.5倍となる。発電部門は再生可能エネルギーの割合が2050年に88%まで拡大し、バイオマスCCS等の活用と併せて、CO2排出がマイナスとなる。
- 水素の生産量は2050年に5.28億tとなり、そのうち6割強が水電解、4割弱が化石燃料+CCSによる。水素ベースの燃料は輸送部門、産業部門、発電部門を中心に全部門で活用され、カーボンニュートラル達成に大きく貢献。
- CO2回収量は2050年に76億tCO2となり、そのうち66億tCO2が固定排出源からの回収、10億tCO2が大気回収(DACCS)。
出所)IEA, "Net Zero by 2050"(2021年5月)を基に作成
IEAネットゼロシナリオにおける2050年の世界全体の一次エネルギー供給から最終エネルギー消費までのエネルギーの流れを示したもの。
各項目の投入と産出の差分を損失として集計しており、原典に記載されている情報の制約により合計が一致しない項目もある。