水素・アンモニア利用 市場動向

IEA NZEにおけるエネルギーバランス・フロー概要(2050年)

出所)IEA "Net Zero by 2050"(2021年5月)より作成

IEAネットゼロシナリオにおける2050年の世界全体の一次エネルギー供給から最終エネルギー消費までのエネルギーの流れを示したもの。
各項目の投入と産出の差分を損失として集計しており、原典に記載されている情報の制約により合計が一致しない項目もある。

水素利用量見通し(全体)

出所)IEA, "Net Zero by 2050"(2021年5月)を基に作成

部門、業種別の水素利用量の現状及び見通しを示したものであり、アンモニアや合成燃料に含まれる水素も含む。
オンサイト製造は水素の消費者が自身で製造・消費した水素、販売水素は水素製造事業者が水素消費者に販売して利用される水素を示す。

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水素利用見通し(鉄鋼)

出所)IEA, ”Energy Technology Perspectives 2020”(2020年9月)

水素還元製鉄を含む製鉄方法別の粗鋼生産量(世界)の実績、見通しを表示。

STEPS(Stated Policy Scenario):公表政策シナリオ
SDS(Sustainable Development Scenario):持続可能な開発シナリオ
DRI:direct reuced iron、SR:smelting reduction、BF:blast furnace
Commercialと記載のあるものは、従来の製鉄方法を意味する。特記なき場合CCUSは行わない。
Innovative BF with CCUSの例として、COURSE50、IGAR、3D projects(s)がある。
Innovative SR with CCUSの例として、COREX、FINEX、Hlsarna projectがある。
100% H2 DRIの例として、HYBRIT project、ArcelorMittal in Hamburgがある。
再エネ水素を一部に用いているDRIはCommercial DRIに分類されている。

水素利用見通し(化学)

出所)IEA,”Energy Technology Perspectives 2020”(2020年9月)

石油化学一次産品の原料別生産量(世界)の実績、見通しを表示。

SDS(Sustainable Development Scenario):持続可能な開発シナリオ

水素利用見通し(運輸)自動車

出所)IEA, "Net Zero by 2050"(2021年5月)を基に作成

ネットゼロシナリオにおける世界全体の自動車販売台数について、駆動方式別の構成比推移を表示。

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水素利用見通し(運輸)鉄道、船舶、航空

出所)IEA, "Net Zero by 2050"(2021年5月)を基に作成

ネットゼロシナリオにおける世界全体の鉄道・船舶・航空用エネルギー消費について、輸送機関毎のエネルギー種別消費比率推移を表示。

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燃料電池自動車台数

出所)IEA, ”Global EV Data Explorer”(2021年10月閲覧)を基に作成

大型車にはバン、バス、トラックを含む。

水素ステーション 件数