次世代航空機の開発

次世代航空機の開発

次世代航空機の開発

プロジェクトサマリー

  • 技術開発については、計画通り進捗。
  • 流動的に研究開発を進捗できるよう、技術面・事業面について自社のポジショニングを把握中。

【研究開発項目1サマリー】

  • 「水素航空機向けエンジン燃焼器・システム技術開発」では、部分燃焼器試験に向けた、燃焼器構造検討(ライナ、バーナ、燃料配管、整流構造)を実施。2024年に、地上実証用エンジンでの水素運転試験成功。
  • 「液化水素燃料貯蔵タンク開発」では、模擬タンク1次試作を完了し、2次試作実施中。
  • 「水素航空機機体構造検討」では、機体仕様ベース案の模型による風洞試験を実施。

【研究開発項目2サマリー】

  • 「航空機主要複合材構造部品の軽量化・生産高レート化・複雑形状化に関する研究」では、各種強度試験及び解析検討を継続中。また、高レート生産・高効率検査に資する技術開発を推進中。
  • 「熱可塑複合材料による軽量構造の開発」では、2023年度実施のステージゲート審査にて継続判断。小型部分供試体(複曲面)の製造完了し、品質評価を実施。
    また、実大供試体の一体溶着成型の成立性を確認、性能評価を実施中。

【研究開発項目3サマリー】

  • 「水素燃料電池電動推進システム技術開発」では、2024年度実施のステージゲート審査にて継続判断。目標性能達成のための複数のシステム案を検討し、実現に向けた技術課題を抽出。
  • 「水素燃料電池コア技術開発」では、航空機用燃料電池への適用に向けて表面品位良好なナノファイバー補強膜サンプルの試作に成功。燃料電池スタックへの実装技術開発・実証において良好な発電性能を示すことを確認。

【研究開発項目4サマリー】

  • 「電力制御および熱・エアマネジメントシステム技術開発」では、システムの実現性および最適化を推進するため、要件定義および総合シュミレーション解析の調査を実施。

スケジュール

1. NEDO報告資料

経済産業省産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会ワーキンググループにおけるNEDO報告はこちら。

2025年5月最新
2025年度 NEDO報告資料
2023年10月
2023年度 NEDO報告資料
2022年8月
2022年度 NEDO報告資料

2. 各事業者報告資料(事業戦略ビジョン)

各事業者の進捗状況はこちら。
実施体制・事業戦略ビジョン

プロジェクトサマリー

  • ステージゲート審査(2023年3月)にて全件継続の判断がされており、次のステージゲート目標に向けてプロジェクト全体が概ね計画通り進捗している。

【研究開発項目1サマリー】

「水素航空機向けコア技術開発」

  • 研究開発内容①「水素航空機向けエンジン燃焼器・システム技術開発」では、バーナーの改良設計に加え、水素用ポンプ、バルブおよび熱交換器の試作品にて、データ取得試験を実施中である。
  • 研究開発内容②「液化水素燃料貯蔵タンク開発」では、部材の軽量化設計を実施すると共に、断熱性能、耐振動特性評価のための試験を実施中である。
  • 研究開発内容③「水素航空機機体構造検討」では、策定した機体仕様ベース案の成立性確認のため、空力データ取得用風洞試験準備中である。

【研究開発項目2サマリー】

「航空機主要構造部品の複雑形状・飛躍的軽量化開発」

  • ファナレス構造での設計確立に向けて、材料の基礎特性、有孔強度試験用の供試体製造および評価を実施中である。
  • 一体溶着による小型部分供試体を製造し、溶着強度目標を達成した。

スケジュール

1. NEDO報告資料

経済産業省産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会ワーキンググループにおけるNEDO報告はこちら。

2023年10月最新
2023年度 NEDO報告資料
2022年8月
2022年度 NEDO報告資料

2. 各事業者報告資料(事業戦略ビジョン)

各事業者の進捗状況はこちら。
実施体制・事業戦略ビジョン

プロジェクトサマリー

  • 新型コロナウイルスの影響による納期遅れ等の原因で一部テーマについて若干の遅れがあるものの、全体として計画通りに推進中である。

【研究開発項目1サマリー】

「水素航空機向けコア技術開発」

  • 研究開発内容①「水素航空機向けエンジン燃焼器・システム技術開発」では、水素バーナー単体の試作試験を開始すると共に、エンジン周辺のシステム構成検討を実施中である。
  • 研究開発内容②「液化水素燃料貯蔵タンク開発」では、真空断熱二殻構造タンクの構想設計を実施すると共に、金属材料/複合材料の候補材を選定し、各種材料試験を実施中である。
  • 研究開発内容③「水素航空機機体構造検討」では、従来型航空機形態での機体コンセプト案を考案し、空力特性や重量への影響の定量評価を実施中である。

【研究開発項目2サマリー】

「航空機主要構造部品の複雑形状・飛躍的軽量化開発」
解析法構築のための試験・解析計画策定、RTM* 製造技術の課題抽出・試験方案検討、熱可塑要素技術開発を実施。また、実大エルロンコンセプト形状を決定し、製造時の技術課題や、さらなる重量軽減について検討中である。
*RTM:Resin Transfer Molding(強化材となる炭素繊維の基材を金型内に設置した後、樹脂を注入して硬化させる成形法)

スケジュール

1. NEDO報告資料

経済産業省産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会ワーキンググループにおけるNEDO報告はこちら。

2022年8月最新
2022年度 NEDO報告資料

2. 各事業者報告資料(事業戦略ビジョン)

各事業者の進捗状況はこちら。
実施体制・事業戦略ビジョン