CO2等を用いた燃料製造技術開発
2023年6月時点
プロジェクトサマリー
- 概ね計画通りに進捗している。
- 事業化に向けては、部門間の連携体制を構築し、標準化戦略も含めたビジネスモデル検討が進行中。
【研究開発項目1ー①サマリー】
- 「液体燃料収率の向上に係る技術開発」では、要素技術開発であるFT触媒改良及びFTリアクター設計について計画通りに進捗している。
- 実証試験に向け、1BPDベンチプラントに関するプロセスの設計およびプロットプランの策定を進め、300BPDパイロットプラントに関するプロセス基本設計に着手し、機器設計へ順次反映中。
【研究開発項目1ー②サマリー】
- 「燃料利用技術の向上に係る技術開発」では、熱効率目標を達成するエンジンのコンセプトスタディをおこない、エンジンスペックを明確にした。
- 各要素技術を搭載した車両のWLTCモード走行シミュレーションを実施し、現在計画されているアイテムの組合せによりステージゲート目標の達成見込みを確認した。今後は、単気筒エンジン実験等による効果検証を進める。
【研究開発項目2サマリー】
- 「持続可能な航空燃料(SAF)製造に係る技術開発」では、エタノールからのエチレン収率向上のための脱水反応プロセスの最適化、副⽣廃⽔の処理技術の開発および、エチレンからのジェット燃料油の収率向上のための反応条件の最適化に関する検討について、計画通りに進捗している。
【研究開発項目3サマリー】
- 「合成メタン製造に係る革新的技術開発」では、計画通りに、要素技術開発においてデータ取得を進め、システム化検討のための小規模試験設備の基本設計に着手した。
【研究開発項目4サマリー】
- 「化石燃料によらないグリーンなLPガス合成技術の開発」では、触媒の開発と性能評価について、LPG合成効率50%以上を実現する触媒開発の目処がほぼついた。
- グリーンLPガス合成プロセスの開発では、CO/H2をバイオガスから得て合成するプロセスの概念設計に着手した。
- 社会実装に向けた実証試験に向けて、サプライチェーン構築のために、原料提供者、製品流通者と連携する契約を締結した。
スケジュール
1. NEDO報告資料
経済産業省産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会ワーキンググループにおけるNEDO報告はこちら。
- 2023年6月最新
- 2023年度 NEDO報告資料
2. 各事業者報告資料(事業戦略ビジョン)
各事業者の進捗状況はこちら。
実施体制・事業戦略ビジョン