次世代船舶の開発
プロジェクトサマリー
- 一部テーマについて安全対策の強化や海外部品の納期遅延に伴う遅れが生じているものの、いずれも現在の計画で巻き返せる範囲内であり、実船実証スケジュールには影響ない見通し。
【研究開発項目1サマリー】
- 「水素燃料船の開発」では、多気筒エンジン、舶用水素燃料タンク及び水素燃料供給システムの開発に関する基本設計等を実施中。
- これまでにエンジンシステムに基本設計承認を取得した他、中速単筒機を用いた水素混焼運転を実施し95%水素混焼実証を完了。
- 水素燃料エンジン陸上試験運転設備は2023年度中に完成見込み。
【研究開発項目2サマリー】
- 「アンモニア燃料船の開発」では、アンモニア燃料船の設計や実船実証に向けて必要な確認作業等を実施中。また、アンモニア燃料タンク・燃料供給装置の設計等を実施中。
- 大型低速2ストロークエンジン(単筒試験機)のアンモニア混焼運転や、舶用4ストロークエンジン実機のアンモニア混焼運転を開始し、いずれも世界初の成果。
- アンモニア燃料タグボートは改造工事を開始、2024年度上半期竣工予定。
【研究開発項目3サマリー】
- 「LNG燃料船のメタンスリップ対策」では、触媒の初期性能確認やエンジンシステムの開発に係る触媒レイアウトの検討等、実船実証に向けて必要な確認作業を実施中。
- 触媒の最適化により、目標としていたドック入り間相当の耐久性確保の目途を得ており、陸上ベンチにて4ストロークフルスケールエンジンとEGR(排気再循環)、触媒システムを組み合わせた試験を実施中。
スケジュール
1. NEDO報告資料
経済産業省産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会ワーキンググループにおけるNEDO報告はこちら。
- 2024年1月最新
- 2023年度 NEDO報告資料
- 2022年10月
- 2022年度 NEDO報告資料
2. 各事業者報告資料(事業戦略ビジョン)
各事業者の進捗状況はこちら。
実施体制・事業戦略ビジョン