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エネルギー構造転換分野

CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発

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予算額と2050年の効果目標値

予算上限

1,540.3億円

CO2削減効果

15億トン/年

経済波及効果

363兆円/年

プロジェクトサマリー

  • 2021年度より開始した9テーマは、ラボ・ベンチから今後の商業化につながる大規模実証を見据えたパイロットへの移行。年度に2回NEDO技術・社会実装推進委員会を開催し、7テーマについてはステージゲート審査を実施。一部テーマはKPI未達により中止、他のテーマは環境変化や委員の助言を踏まえた計画変更にて継続中。
  • 2024年度に追加した2テーマは、基盤技術開発段階であり、概ね順調に進捗。

【研究開発項目1サマリー】

  • 「アンモニア燃料のナフサ分解炉実用化」では、アンモニアバーナ開発が概ね完了、試験炉は運転を開始しており、技術開発は計画通りに進捗。一方、クリーンアンモニア調達に課題。

【研究開発項目2サマリー】

  • 「使用済タイヤ(廃ゴム)からの化学品製造技術の開発」では、精密熱分解のテーマはベンチ機による化成品収率のKPIを達成しパイロット実証機を建設中。また、低温分解・解重合のテーマはモノマー収率などのKPIを達成し現在実証に向けて詳細検討中。技術開発は計画通りに進捗。
  • 「炭素資源循環型の合成ゴム基幹化学品製造技術の開発」では、エタノールからの高効率ブタジエン合成のテーマは全てのKPIを達成しベンチ機の運転を開始。また、植物原料からのバイオブタジエン・イソプレン製造技術のテーマはSG審査を通過するも今後の効率大幅向上が必要。
  • 「廃プラスチックを原料とするケミカルリサイクル技術の開発」では、オレフィン化のテーマは設備費高騰や工期長期化等を含む事業環境変化からプロセスを変更(廃プラ熱分解→接触分解から、廃プラ分解油→接触分解)。また、ガス化のテーマは技術的課題よりテーマを中止しオレフィン化へ集約。他社との協業を強化し今後の社会実装の加速化を図る。
  • 「混合プラスチックからの基礎化学品製造技術開発」では、第一熱分解および第二熱分解のテーマともラボ検討における収率などの到達状況を確認しベンチ機の運転を開始、技術開発はほぼ計画通りに進捗。また、二段プロセスと並行して、流動床一段プロセスの可能性についても検討中。
  • 「使用済タイヤを含む高分子製品からのカーボン再利用技術の開発」では、ラボおよびベンチ機にて表面特性とゴム特性の相関の把握を進めるとともに、パイロット設備の建設も予定通りに進捗。

【研究開発項目3サマリー】

  • CO2を原料とする機能性プラスチック材料の製造技術開発」では、ポリウレタン原料製造のテーマはCO2排出量に関わるKPI(従来法同等)が未達のため期間を1年延長し2026年度後半にSG再審査。また、ポリカーボネート原料製造のテーマはSG審査を通過しパイロット試験への移行に向け検討中。
  • 「多官能型環状カーボネート化合物の大量生産工程確立および用途開発」では、触媒開発およびプロセス開発とも目標値をほぼ達成し、2026年3月にて計画通り事業完了。現在、中量試作機にて実証試験を進めるとともに新規製品・市場を開拓中。

【研究開発項目4サマリー】

  • 「グリーン水素(人工光合成)等からの化学原料製造技術の開発実証」では、太陽光水素変換効率に関わるKPI(STH4%以上)が未達のため、光触媒開発に絞って1年間延長したが、2025年12月のSG再審査にて事業中止が決定。シート、モジュールおよびシステム開発など他の開発項目はKPIを達成。また、光触媒活性阻害要因(アニオン欠陥によるキャリアの再結合)を解明し、今後の検討への道筋をつけた。
  • CO2からの基礎化学品製造技術の開発・実証」では、メタノール合成のテーマは事業環境の変化により量産規模に関わるKPIが未達のため中止。MTOはSG審査で全てのKPI達成、事業者が保有する技術を適用することで実証試験をスキップし、事業を早期卒業(自社開発へ移行)。社会実装の加速化を図る。
  • CO2等を原料とする、アルコール類及びオレフィン類へのケミカルリサイクル技術の開発」では、メタノール製造のテーマはパイロット機での目標収率などの未達により中止。また、オレフィン製造のテーマではパイロット機でのエタノールからプロピレンの目標収率を達成、実証機設置をスキップし事業終了を1年前倒し。社会実装の加速化を図る。

スケジュール

資料

NEDO報告資料

経済産業省産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会ワーキンググループにおけるNEDO報告はこちら。

各事業者報告資料(事業戦略ビジョン)