
予算額と2050年の効果目標値
- 予算上限
393.4億円
- CO2削減効果
約5.6億トン/年
- 経済波及効果
約6.8兆円
プロジェクトサマリー
- 技術開発は順調に進捗。一部のテーマは、助成対象外である海外メーカの開発遅れにより、1年以上の遅れが発生しているが、プロジェクト全体に係る進捗に影響はない見通し。
【研究開発項目1サマリー】
- 液化水素を燃料とした出力の異なる3種類の水素エンジン、2種類のMHFS(舶用水素燃料タンクおよび燃料供給システム)を開発・製造中。
- 液化水素を燃料とした実機エンジン用陸上運転試験設備が完成。4ストロークエンジン(2機種)の陸上試験実施中。水素混焼率95%以上を達成。
- 2ストロークエンジン用燃料噴射装置の耐久試験完了。現在、実機エンジンを製造中。
【研究開発項目2サマリー】
- 世界初のアンモニア燃料タグボート「魁」が24年8月に竣工。実証試験では、重油使用時と比較して最大約95%のGHG排出量削減を達成。
- 純国産大型低速2ストロークエンジンのアンモニア混焼運転を実施中。今後、アンモニア燃料アンモニア輸送船に搭載し、26年11月竣工予定。
- アンモニア燃料船開発と社会実装の一体型プロジェクトは、助成対象外である海外エンジンメーカの開発遅れにより、実船実証の開始が1年以上遅れる見通し。
- アンモニア燃料船サプライチェーン構築における周辺機器開発では、アンモニア高感度計測、微量漏洩検知技術の実機評価を実施中。
【研究開発項目3サマリー】
- LNG燃料エンジンのメタンスリップの削減に必要なメタン酸化触媒と排ガス再循環(EGR)システムを開発済。
- これらの装置について、2023年度まで陸上試験を実施し、目標としていたメタンスリップ削減率70%以上を超過する90%以上を達成。
- 2024年度以降は、実稼働状況下における性能を確認するため、実船に搭載した実証試験を実施中。
スケジュール




