製造分野における熱プロセスの脱炭素化

製造分野における熱プロセスの脱炭素化

製造分野における熱プロセスの脱炭素化

2024年10月時点

プロジェクトサマリー

  • 研究開発項目1「共通基盤技術の開発」を技術研究組合(DITS)へ委託し研究開発を推進。DITSは工業炉メーカー・工業炉ユーザー・大学・国研、計36分室からなるコンソーシアムを組成。素形材産業の金属加工で使用される工業炉を対象に水素・アンモニア燃焼および電化によるカーボンニュートラル工業炉の開発を目指し、研究開発は概ね計画通り進捗。
  • オープン・クローズ戦略の方針を策定。安全確保に向けた基準等はオープン戦略、設計技術はクローズ戦略と範囲を明確化。
    オープン戦略においては、標準化を進める方針を決定。

【研究開発項目1 サマリー】

  • 燃焼の機構解明・要素技術開発と各工業炉のラボスケール検討をコンソーシアム内で役割分担し並行して実施することで、開発を加速。低NOx・低未燃アンモニア達成のための燃焼メカニズム解明や、被加熱物・耐火物サンプルの品質評価に着手。今後、水素・アンモニア・電力の供給シナリオを取り込み、開発ターゲットの絞り込みを実施。
  • 各工業炉におけるシミュレーション、デジタルツインなどの適用検討も実施。
  • 中小企業の多い工業炉ユーザーの実態に合った、アンモニアの貯蔵・取り扱いに関する基準・設備を模索。工業炉ユーザーの実態調査やアンモニアの先行プロジェクトの調査に着手。
  • NEDOは、DITSの分室訪問や分科会への参画、アンモニア利用の他PJとの連携、広報活動といった、各種支援を実施。

スケジュール

1. NEDO報告資料

経済産業省産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会ワーキンググループにおけるNEDO報告はこちら。

2024年10月最新
2024年度 NEDO報告資料

2. 各事業者報告資料(事業戦略ビジョン)

各事業者の進捗状況はこちら。
実施体制・事業戦略ビジョン